企画セッション

2009年度統計関連学会連合大会では, 全部で16件の企画セッションが設けられています。
テーマ・オーガナイザー・セッション日時および会場・ねらい・座長・講演者・演題は以下の通りです。
企画セッションの運営はオーガナイザーに一任していますので, 質問等がおありの方は直接オーガナイザーに お問い合わせ下さい。



内容

1. Non- and semi-parametric inference [Byeong U. Park (Seoul National University), Ming-Yen Cheng (University College London),Yoshihiko Maesono (Kyushu University)]

日時: 2009年9月7日 (月) 10:00-12:00 Q 会場
ねらい: 日本統計学会, 韓国統計学会及び中華民国 (台湾)統計学会の交流協定に基づき, 三ヶ国で活発に研究されているノンパラ・セミパラメトリック統計推測についての最新の研究成果を紹介してもらう.その上で講演者及び参加者の討論を通して三ヶ国の当該分野の研究者交流を促進する.これは毎年三ヶ国持ち回りで開催される国際セッションの1つであり, 三ヶ国交流協定に発展してからは初めての日本開催である.

座長: Byeong U. Park (Seoul National University)
講演者・演題:

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2. Model selection [Byeong U. Park (Seoul National University) Ming-Yen Cheng (University College London) Yoshihiko Maesono (Kyushu University)]

日時: 2009年9月7日 (月) 13:10-15:10 Q 会場
ねらい: 日本統計学会, 韓国統計学会及び中華民国 (台湾)統計学会の交流協定に基づき, 三ヶ国で活発に研究されているモデル選択についての最新の研究成果を紹介してもらう.その上で講演者及び参加者の討論を通して三ヶ国の当該分野の研究者交流を促進する.これは日韓交流協定を発展させて, 毎年三ヶ国持ち回りで開催される国際セッションの1つである.

座長: Yoshihiko Maesono (Kyushu University)
講演者・演題:

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3. Machine learning [Byeong U. Park (Seoul National University) Ming-Yen Cheng (University College London) Yoshihiko Maesono (Kyushu University)]

日時: 2009年9月7日 (月) 15:30-17:30 Q 会場
ねらい: 日本統計学会, 韓国統計学会及び中華民国 (台湾)統計学会の交流協定に基づき, 三ヶ国で活発に研究されている機械学習についての最新の研究成果を紹介してもらう.その上で講演者及び参加者の討論を通して三ヶ国の当該分野の研究者交流を促進する.これは日韓交流協定を発展させて, 毎年三ヶ国持ち回りで開催される国際セッションの1つである.

座長: Sinto Eguchi (The Institute of Mathematical Statistics)
講演者・演題:

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4. 感染症対策における計量生物学の貢献 [大森 崇 (京都大), 服部 聡 (久留米大)]

日時: 2009年9月7日 (月) 13:10-15:40 A 会場
ねらい: 人類は様々な感染症と戦いその予防や治療法を発見してきた.しかし, HIV, SARS, インフルエンザなどの新興感染症や多剤耐性結核などの再興感染症など常に新たな脅威に曝され続けている.感染症の診断法を確立し, 伝播経路を明らかにし患者数を推定または予測し, ワクチンの開発などにより, 感染拡大の防止策を講じること, および, 新たな予防法ならびに治療法の開発は極めて重要な社会的な課題である.病原体に関する研究, 伝播状況の把握, 感染の予防法と治療法の開発などに関して, 遺伝学的な研究, 疫学的方法の活用, 臨床疫学研究, ワクチンや治療薬の臨床試験による有効性及び安全性の評価など, 計量生物学が多大な貢献をしてきたが, 新たに解決すべき課題も多い.本シンポジウムでは, 感染症対策におけるいくつかの問題について, 各分野の専門家にこれまでの計量生物学の貢献と課題についてご講演いただき, 感染症対策に関する統計家の理解を深め, 重要な社会的問題に対する計量生物学の貢献の在り方を考える契機としたい.

座長: 藤田利治 (統計数理研究所)
講演者・演題:

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5. Bayes 統計モデルのための計算技法とその応用 (日本計算機統計学会) [坂本 亘 (大阪大), 桜井裕仁 (北海道大)]

日時: 2009年9月8日 (火) 13:10-15:10 P 会場
ねらい: Bayes 統計モデルは, ある結果が生起したときその原因を数量的に評価する方法として, 医学・生物学, 情報科学, 言語処理など, あらゆる領域への応用が期待されている.近年, 計算機性能の飛躍的向上を背景に, Markov連鎖モンテカルロ (MCMC)法などの計算機集中型の手法が開発され, 複雑なBayes確率の計算が可能になってきた. Bayes 統計モデルは, 応用分野での注目度がますます高まっているにも関わらず, 日本の統計学界においては理論・方法論の研究基盤が確立されているとは言い難く, また, 理論・応用の研究者の間で交流や議論を深めるための土壌づくりもなされているとは言えない状況にあろう. 日本計算機統計学会では, 応用分野との交流に重点をおいていることから, 統計科学と応用分野の懸け橋となるようなセッションを企画する.本セッションでは, それぞれの第一線でご活躍の研究者による講演を通して, Bayes 統計モデルの応用に向けた計算技法上の課題などを議論する.

座長: 坂本 亘 (大阪大), 桜井裕仁 (北海道大)
講演者・演題:

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6. スポーツ統計科学の新たな挑戦 [酒折文武 (中央大), 田村義保 (統計数理研究所)]

日時: 2009年9月8日 (火) 10:00-12:00 P 会場
ねらい: スポーツ分野において, 戦術の決定や選手評価, チームマネジメント等を行うために統計分析が必須である.統計科学がスポーツそれ自身に新しい潮流を興しているともいえる.しかしわが国では統計科学研究者の関与が十分とはいえない.本セッションは, スポーツの現場における統計分析活用の現状や国内外の最先端の研究動向を知り, スポーツにおける統計科学の重要性を実務家と統計学者の双方で共有し, スポーツ科学や統計科学の更なる発展に資することが目的である.この分野の第一人者である Jim Albert教授の特別講演, 実務家や研究者による研究報告を行う他, 日本におけるスポーツ統計科学の課題と統計家の果たすべき役割についてフロアを交えて討論する.

座長: 山口和範 (立教大)
講演者・演題:

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7. アジア地域における計算機統計学 - Modern Statistical Methods and Computing [栗原考次 (岡山大)]

日時: 2009年9月8日 (火) 15:30-17:30 Q 会場
ねらい: 国際統計学会 (ISI : International Statistical Institute)の計算機統計学部門 (IASC : International Association for Statistical Computing)では, アジア地区 (ARS : Asian Regional Section)独自の研究・交流活動を行っている.本セッションでは, ARSの活動の一環として, アジア地区の計算機統計学の研究者が, 最先端のコンピュータに関わる統計解析, 統計的方法論とそのソフトウェアに関する基礎及びその応用について研究報告をすると共に研究交流を行う.

座長: 栗原考次 (岡山大)

講演者・演題:

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8. 変わる初等中等教育における統計教育 [藤井良宜 (宮崎大)]

日時: 2009年9月7日 (月) 13:10-15:10 P 会場
ねらい: 初等中等教育の教育内容を定めた学習指導要領の改訂が行われた.今回の改訂では, 統計教育の充実が一つの柱として取り扱われ, 中学校数学科においては, 「データの活用」という領域が新設され, 多くの内容が盛り込まれた.また, それに対応する形で高等学校の「数学I」でも統計的内容を必ず履修することとなった.今後, 初等中等教育における統計教育はこれから大きく変化していくことになる.本セッションでは, これらの学習内容の変化をご報告いただくとともに, 統計教育の充実のためにこれから私たちが取り組むべき課題について議論できる場を設定することをねらいとしている.

座長: 藤井良宜 (宮崎大)
講演者・演題:

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9. 大学・大学院における統計教育 [宿久 洋 (同志社大)]

日時: 2009年9月7日 (月) 15:30-17:30 P 会場
ねらい: 先般公示された新学習指導要領では, 中学数学, 高等学校数学において統計が重要視されている.また, 科学技術・学術審議会における学士課程教育改革の議論の中では, 各専攻分野を通じて培う「学士力」として, 汎用的技能としての数量的スキル (自然や社会的事象について, シンボルを活用して分析し, 理解し, 表現することができる)が挙げられている.このような状況の変化を意識しつつ, すべての学生のジェネリックスキルとしての統計教育, および, 各分野の専門知識としての統計教育について議論したい.

座長: 竹村彰通 (東京大)
講演者・演題:

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10. 統計科学, バイオインフォマティクス, システム生物学の統融合的発展 [井元清哉 (東京大), 樋口知之 (統計数理研究所)]

日時: 2009年9月8日 (火) 13:10-15:10 A 会場
ねらい: 2003年度より5年間に渡り行ってきた企画セッション“DNAアレイデータ解析に関する統計的諸問題”および“アレイデータ解析周辺にみる新しい統計的視点”, また, 2008年度企画セッション“統計科学とゲノム科学の共進化”では, その対象をDNAアレイデータからプロテオーム, メタボロームにおけるデータ解析にまで広げ, ゲノム科学における新たな諸問題にどのように取り組んでいくべきかを議論してきた.提案する企画セッションでは, これまでの成果をさらに発展させると共に, トランスクリプトーム, プロテオーム, メタボロームにまたがる多層的データ解析, 生命をシステムとして理解することを目標としたシステム生物学における統計科学的諸問題の解決を目指すため, 多くの統計科学研究者の英知を集め, 次世代の生命情報科学の一つの柱となるきっかけをつくる.

座長: 井元清哉 (東京大), 樋口知之 (統計数理研究所)

講演者・演題:

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11. 心の中の統計原理 [足立浩平 (大阪大)]

日時: 2009年9月8日 (火) 10:00-12:00 Q 会場
ねらい: ヒトの心は, 入力刺激の情報を処理して出力に導く情報処理体であると見るのが知覚, 記憶や意思決定などのプロセスを探求する認知心理学のフレームワークである.こうした心の情報処理の過程の中には, 統計学の原理に近いものが見られる.例えば, 知覚のプロセスには最尤法に近い原理がはたらくことが知られ, 概念の生成・識別はそれぞれクラスタリング・判別分析に対応する.また, 学習のプロセスはベイズ統計の枠組でうまく表現できるかもしれない.このように心を統計的アナライザーとしてとらえた諸研究の発表を行う.

座長: 足立浩平 (大阪大)

講演者・演題:

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12. 匿名データ [安田 聖 (一橋大)]

日時: 2009年9月8日 (火) 15:30-17:30 P 会場
ねらい: この4月から総務省統計局から, 「住宅統計調査及び住宅・土地統計調査」, 「就業構造基本調査」, 「社会生活基本調査」, 「全国消費実態調査」の4調査の匿名データが提供されます.これらのデータの内容と利用の為の申請方法について説明を行う.

座長: 小林 良行 (一橋大)
講演者・演題:

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13. 応用統計学会学会賞受賞者講演 [永田 靖 (早稲田大), 岸野洋久 (東京大)]

日時: 2009年9月8日 (火) 15:30-17:30 A 会場
ねらい: 応用統計学会が選出した論文賞受賞者に講演していただき, 統計学への優れた貢献について統計関連学会員に知っていただく.

座長: 永田 靖 (早稲田大)
講演者・演題:

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14. 日本統計学会会長講演 [岩崎 学 (成蹊大)]

日時: 2009年9月8日 (火) 13:10-15:10 Q 会場
ねらい: 2009年1月に日本統計学会会長に就任された美添泰人教授による記念講演である.これまでの統計学と経済学の豊富なご経験を語っていただく.

座長: 岩崎 学 (成蹊大)
講演者・演題:

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15. 日本計量生物学会奨励賞受賞者講演 [上坂浩之 (日本イーライリリー(株))]

日時: 2009年9月8日 (火) 10:00-12:00 A 会場
ねらい: 計量生物学の若手研究者の優れた研究成果に対して, その成果についての講演の機会を提供することにより更なる研究の発展を奨励するとともに, 計量生物学会会員, 及び計量生物学に関心を抱く方々の研究を刺激し, また, 広く統計学の研究者あるいは利用者の方々に計量生物学への関心を高めていただくことを目的として, 2009年の奨励賞受賞者に, 受賞対象となった論文を中心に研究の紹介をしていただく. 日本計量生物学会は, 研究者へ刺激を与え, 若い研究者の成長を促進し, また研究環境の開拓と 研究の発展・拡大を期待して学会賞, 功労賞, 奨励賞の3賞を2003年に創設した.奨励賞は日本計量生物学会誌またはBiometrics誌, またはJournal of Agricultural, Biological, and Environmental Statistics誌に掲載された論文の著者で40歳未満の本学会員または学生会員から選出される.

座長: 松井茂之 (統計数理研究所)
講演者・演題:

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16. 日本計量生物学会賞受賞者講演および2009年度学会賞授与式 [和泉志津恵 (大分大)]

日時: 2009年9月7日 (月) 16:00-17:30 A 会場
ねらい: 日本計量生物学会は, 研究者へ刺激を与え, 若い研究者の成長を促進し, また研究環境の開拓と研究の発展・拡大を期待して学会賞, 功労賞, 奨励賞の3賞を2003年に創設した.日本計量生物学会賞は, 顕著な研究成果を発表した学会員に授与される賞である.更なる計量生物学の発展, ならびに広く統計学の研究者あるいは利用者の方々に計量生物学への関心を高めていただくことを目的として, 本セッションでは, 2008年の学会賞受賞者に受賞対象となった研究の紹介や今後の展望をお話していただく.併せて, 2009年度学会賞各賞の授与式を行う.

座長: 丹後俊郎 (保健医療科学院)
講演者・演題:

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