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2005年度統計関連学会連合大会へのお誘い(広島の町とプリンスホテル)

2005年度連合大会実行委員長 大瀧 慈(広島大学)

2005年度統計関連学会連合大会が日本統計学会,応用統計学会,日本計量生物学会の3学会の共催で2005年9月12日(月)〜9月15日(木)の4日間に渡り,広島市南区元宇品の広島プリンスホテルにて開催されます。本稿では現地情報として,とりあえず会場となる広島の町の歴史および風土について,概要を紹介いたします。

広島の町は,戦国大名の毛利輝元が今から約400年前の文禄2年(1593年)に太田川の河口に位置する最も広い島に築城を機に,その周りの三角州上に作り上げられた城下町として勃興されたとのことです。明治維新後太平洋戦争での敗戦までの期間には,一時期大本営や帝国議会が開かれるなど軍都として栄えるとともに,各種の商工業が成長しました。その後,同市街は,1945年8月6日,世界史上初の一発の原子爆弾により一瞬のうちに倒壊粉砕されるとともに,猛火に包まれ,爆心地から半径 2キロメートル以内では大部分が焼失してしまいました。これまでの調査・研究により,人的被害として,被爆直後における死者・行方不明者は10数万人,その後放射線障害に苦しむことになった被爆者は更に10万人余に達することが明らかにされています。被爆直後は「原子爆弾による放射能に汚染され,広島は生物不毛の地となり,70年間,人間も住めない」という外国通信が伝えられていましたが,その後の復興は目覚ましく,現在は,日本屈指の造船業や自動車の生産拠点となるなど中四国地方最大の人口(2004年10月1日現在114万人)を持つ政令指定都市として生まれ変わっています。市内中心部には,国際平和のシンボルとして世界遺産に登録されている原爆ドームを含む平和記念公園があります。その近傍は非業の死を遂げた被爆者の鎮魂の場として,また近年は人種や宗教を越えた世界平和の聖地として整備が行われており,四季を通じて各国から多くの観光客が訪れています。

会場の広島プリンスホテルは,市の最南端に位置する元宇品公園の一角にある大規模滞在型リゾートホテル(部屋数550室)で,潮騒と森林浴が同時に楽しめる静寂かつ風光明媚な環境にあります。JR広島駅からは電車/バスで40分の同ホテルの西側には公園を挟んで徒歩25分の所に広島港(旧宇品港)があり,宮島(世界遺産)や瀬戸内海の島嶼部(国立公園)さらには四国(道後温泉など)への南玄関として,観光ルートの拠点となっています。

広島の町は,三方を山に囲まれ南方に開いた三角州という立地環境により,市街地の橋下でも魚影が望める幾本もの清流と明るい波穏やかな海に恵まれ,更に都心から車で1時間以内の範囲に500m以上の海抜高度を持つ緑豊かなピークが30個以上も存在する,という世界的に例を見ない百万都市です。皆様には,当大会へ参加を機に,是非,その豊かな自然,海の幸,山の幸,銘酒を,そして人情をゆったりとご満喫ください。なお,同大会関連の各種現地情報に関しては,近日中にインターネットのホームページを開設してアップロードする予定ですので,その節は随時ご利用ください.

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